少し前のことになりますが、長崎県の川棚町へ出張撮影に行った際、すこし足を延ばして「千綿(ちわた)駅」に立ち寄ってきました。

この千綿駅、実は知る人ぞ知る“海岸線にある無人駅”で、鉄道ファンや写真好きの間ではじわじわ人気が出ているスポット。九州でこうしたロケーションの駅って珍しくて、「いつか行ってみたいな」と思っていた場所のひとつでした。
特急でのんびり小旅行気分


当日は特急列車を利用して移動。途中にはハウステンボスの駅もあり、車窓の風景も楽しく、ちょっとした旅気分が味わえます。
着いてすぐ、千綿駅の魅力に包まれる

駅に降り立ってまず感じたのは、空の広さと、どこまでも続く水平線。そして、レトロな木造の駅舎。
「なんて絵になる場所なんだろう」

撮影も兼ねていたので、さっそく駅の入り口でショットを数枚。ストロボを使ってしっかり被写体を浮かび上がらせつつ、背景には青空。光と影のコントラストが心地よい仕上がりになりました。
駅全体の景観も美しい

少し離れたところにある歩道橋から駅を見下ろすと、また違った表情が楽しめます。海岸線に沿って伸びるホームと、ぽつんとたたずむ駅舎。その静けさがなんとも言えない魅力。

駅そのものの佇まいも、どこか懐かしくて、時間がゆっくり流れているような感覚に。
また必ず訪れたい場所

撮影も大満足の仕上がりで、ロケーションとしても気持ちの良い場所でした。また季節を変えて訪れてみたいなと思っています。
長崎方面に行かれる際は、ぜひ「千綿駅」、立ち寄ってみてくださいね。静かで、でもどこか温かい空気に包まれた駅です。